アンケートの作成方法(作り方のコツ)
自由回答を上手に使う
博士、自由回答は便利そうなのですが、使い所が難しいような気がします。
アンケートの入門者でも簡単に活用できるコツはありますか。
確かに自由回答は使い所を間違えるとマイナス効果になってしまうんじゃが、使いこなすと大変有効な質問形式じゃ。
まず自由回答の目的を簡単に整理すると、代表的なものは4つじゃ。
- ゼロベース発想の回答を得る
- 詳細な回答を得る
- 選択肢にはない回答を得る
- 質問に縛られない回答を得る
それぞれの詳細は別の機会に説明するとして、入門の段階で自由回答を使うのであれば、3の「選択肢にはない回答を得る」と、4の「質問に縛られない回答を得る」の使い方がオススメじゃの。
具体的には、どのように使えばいいのでしょうか?
「選択肢にはない回答を得る」は、選択肢の最後に『その他( )』などを追加すればええんじゃ。選択肢に入れなかった項目や、抜け漏れのフォローなどに役立つわい。
アンケートQでも選択式質問を設定した場合に「選択肢にその他回答を追加」を「はい」にすれば自動的に表示されるぞい。
「質問に縛られない回答を得る」というのは、アンケートの最後に『その他、感想や意見があれば何でも結構ですのでお書き下さい』といった質問を入れておくのじゃ。
これも質問や選択肢の抜け漏れに対するフォローにもなるし、質問作成者が意図しなかったような回答やヒントを得られることもあるんじゃ。
アンケートの最後に自由回答を入れるのは、抜け漏れフォローのためなのですね?
うーむ、そのこともあるんじゃが自由回答のマイナス面もあるゆえ、入門者は最後にのみ設置することをすすめとるんじゃよ。
そういえば、自由回答は回答者の負担が大きい質問形式でしたよね?
その通り。だから何でもかんでも聞きたいからといって、自由回答形式の質問を増やすことは良くないんじゃ。回答者の離脱率と誤答率が高くなってしまうからの。
あと自由回答は数値にするのが難しいという欠点もあるんじゃ。アフターコーディングといって自由回答の単語をカウントする方法もあるんじゃが、選択式の結果とは大きく異なり易いための、数値で把握したい場合はやはり選択式のほうがええんじゃ。
なるほど(メモメモ・・・・)。
自由回答を積極的に活用するのは、もう少し勉強をした後のほうが良さそうですね。
しばらくは博士の教えてくれた入門者用の使い方に限定しておきます。
うむ、 最後に入れるだけでもアンケートの抜け漏れフォローや、ヒントの収集にもなるからの。
ケイトさん
サーベイQ?
ワタシの紳士的な対応に抜け漏れはございませんから、ワタシに自由回答は必要ないですね。
でも、サーベイQの紳士的なヒゲが抜け落ちそうだよ。
なっ・・・なんですとっ!!!!
冗談だよ・・・・・。
真面目だなぁ・・・。