アンケート用語集
- デスクリサーチ
デスクリサーチとは、他の目的を達成するために収集された既存の情報を調べることです。調査を実際の現場ではなく、主に室内の机の上で資料を調べることが多いことからデスクリサーチと呼ばれるようになりました。収集される情報は2次情報と呼ばれ、外部データである官公庁の資料や市販の出版物、新聞・雑誌、リサーチ会社の自主公開調査などや、内部データである自社内の営業数値や顧客情報、調査報告資料等があります。
目的達成のために新しく調査を行うプライマリーリサーチと比べ、手間やコスト、時間がかからないというメリットがあります。しかし、調査主体者とは異なる目的を達成するために作成された情報を探すことになるため、欲しいデータがみつからないことや、近いデータがあったとしても希望と完全に一致するとは限りません。
また、デスクリサーチで収集された情報はもともとは異なる目的を達成するために作成されたものであることが多いため、その調査データが集められた背景やデータの特性をよく把握したうえで活用することが必要です。例えば子供のおやつとしてのチョコレートを新商品として開発するためにデスクリサーチで収集した情報が、バレンタインチョコレートに関する情報であったり、20代以上の女性を対象とした調査データであった場合、情報やデータをそのまま参考にすると間違った解釈をしてしまう可能性があります。収集した情報が活用できるものなのか、どの部分であれば活用できるのかといったことを判断することはセカンダリーリサーチを正しく活用する上で大切となります。
デスクリサーチはセカンダリーリサーチとも呼ばれます。