アンケートの作成方法(作り方のコツ)
属性別回答者の立場で、質問をテストしてみる
よーし、アンケートの作成が終わったぞ。
チェックもバッチリだ!
リサさん、アンケートのテスト回答をお願いします。
ええ、これね?
・・・・・・・・・。
ねぇ、ケイトくん、
このアンケートはどうやってチェックしたのかしら?
調査票が完成してから見直しました。3回見直したので、誤字脱字もないはずです。
どこか間違っていましたか?
実際に回答画面で回答してみた?
いいえ、質問を見直しただけで、回答は行なってません。
回答画面でも同じ文言が出るので一緒かと思って・・・。
そうね、文言チェックだけなら見直すだけでもいいけれど、実際に回答しながらチェックしたほうがいいわ。質問をチェックするにはちょっとしたコツがあるのよ。
対象者になったことを想定して回答してみるの。
例えば今回の演奏会に関するアンケートの場合だと、クラシックに興味はないけど奥さんの付き添いで来た60代の男性、といった感じかしら。
そのような人に、演奏に満足したか、演奏会に来た理由、作曲家のどこが好きか、音響はどうだったか、といったことを聞いても有用な回答が返ってこないはずよ。その場合、そういった回答者を区別できるような質問か選択肢を入れておくほうが良いことが分かるわよね。
もちろんその人の立場や心境そのままに回答できるわけではないけど、答えるのが難しい質問や足りない選択肢が見えてくるわ。
対象者の属性パターンを変えて、何度か試してみるといいわ。
なるほど。
性別や年代が違うだけでも視点や感じ方が結構違いますし、回答者の状況も人によって違いますものね。
その他、チェックする際に気をつけることはありますか?
今回はインターネットでのアンケートよね?
もし条件分岐や評点があれば、実際の回答画面でしっかり動作するか試したほうがいいわよ。ある選択肢だけ条件付けを忘れていたりすることも少なくないわ。
アンケートQには回答テストの機能があるから、しっかり確認できるわよ。
はい、わかりました。
じゃあ、早速チェックしようかな?
ケイトさん。演奏会にはどのような方が参加されるのでしょうか?
残念だけど、今回の演奏会にロボットは参加しないから、ロボットの立場での回答チェックは必要ないよ。
いえ、クラシック・コンサートですので、紳士の立場でチェックが必要かと思いまして。
(・・・・・う~ん、確かに・・・)
(クラシック・コンサートに紳士って・・・・、微妙ね・・・・)