アンケート用語集
- ウェイト付き集計(うえいとつきしゅうけい)とは
ウェイト付き集計とは、回収された標本の属性構成比を、母集団の構成比に合わせて集計することです。
例えば男性社員500人、女性社員500人で構成される会社で社内アンケートを実施した際、男性社員50人、女性社員200人の回答が集まったとします。このまま集計してしまうと回収の割合が多い女性社員の回答結果が強く反映されてしまうので、会社を構成する男性社員500人と女性社員500人の構成比1:1にあわせて集計する必要があります。単純に構成比だけを考えるのであれば、男性社員の回答数を4倍することで構成比を1:1に合わせることができます。実際の回答者数に合わせたい場合は、各属性のウェイト値を計算し、それぞれの回答数に乗じることで算出できます。男性社員のウェイト値は250名×50%÷50名(50%は母集団に占める男性社員の割合)、女性社員のウェイト値は250名×50%÷200名(50%は母集団に占める女性社員の割合)。このようにウェイトバックを行うと構成比が1:1となり、母集団と同構成比率となります。
ウェイトバック集計とも呼ばれます。